こ | |
肯綮(こうけい)に中(あた)る |
物事の重要なところをつく。大切な点を抑えている。 |
まさに肯綮に中った批評といえよう。 | |
口上を述べる |
形通りのあいさつをする。 |
司会者が、開式の口上を述べた。 | |
後塵(こうじん)を拝する |
人に先を行かれる。遅れをとる。 |
気がつけば、後輩の後塵を拝することになった。 | |
紅涙(こうるい)を絞(しぼ)る |
女性が涙を流す。 |
乙女(おとめ)の紅涙を絞る悲恋の小説がベストセラーになる。 | |
声を励(はげ)ます |
一段と大きな声え言う。 |
彼は声を励まして持論を展開した。 | |
声を振り絞る |
出せる限りの声を出す。 |
声を振り絞って応援する。 | |
虚仮(こけ)にする |
ばかにする。 |
人を虚仮にするのも、たいがいにしろ。 | |
沽券(こけん)にかかわる |
体面や品位に影響を及ぼす。 |
ここで逃げては、男の沽券にかかわる。 | |
心を鬼にする |
相手のためを思い、同情する気持ちを抑えて厳しく接する。 |
心を鬼にして借金の申し入れを断わる。 | |
志を得る |
めざしていた職業や地位を、自分のものにする。 |
志を得て政治家としての道を歩む。 | |
心を無にする |
人の好意を受け入れない。 |
彼の志を無にするようなまねはできない。 | |
腰が据(す)わる |
そこに落ち着いて仕事をする。 |
彼も、このごろやっと腰が据わってきたようだ。 | |
事ここに至(いた)る |
事態が悪化し、今となってはどうにもならなくなる。 |
事ここに至っては、あきらめるしかない。 | |
事なきを得る |
大事に至らずに済む。問題とならずに済む。 |
車がパンクしたが、予備のタイヤがあったので事なきを得た。 | |
事に当たる |
そのことに従事する |
みんなと協力して事に当たってください。 | |
事を構(かま)える |
物事を荒立てようとする。争いを起こそうとする。 |
大っぴらに事を構えることは、避けたほうがよい。 | |
事を好む |
平穏であることよりも、何か事件などが起こるのを待ち望む。 |
彼は温厚な人柄で、事を好むタイプではない。 | |
琴柱(ことじ)に膠(にかわ)す |
融通がきかないことのたとえ。 |
規則を盾にとった住民不在のやり方は、まさに琴柱に膠いた行政といわざるを得ない。 | |
言葉に余る |
言葉では言い尽くすことができない。 |
戦争の悲惨さは言葉に余るものがある。 | |
言葉を尽くす |
相手が納得するように、あらん限りの言葉を用いて言う。誠意や熱意を込めて話す。 |
言葉を尽くして説得する。 | |
言葉を挟む |
ほかの人の話に割り込む。 |
議論が白熱化して、私が言葉を挟む余地もなかった。 | |
言葉尻(ことばじり)を捕える |
人が不注意で言った言葉の一部分をとらえ、それをことさらにとがめて問題にする。 |
彼は相手が言ったことの言葉尻を捕えて反論した。 | |
御免を被(こうむ)る |
相手に断わって退出する。 |
このあたりで御免を被ることにいたします。 | |
声色(こわいろ)を使う |
人の声の調子をまねる。 |
生徒が先生の声色を使ってふざける。 | |
根を詰める |
一心にやり続ける。熱中する。 |
そんなに根を詰めると、からだに毒だよ。 |
- Dec 06 Sat 2008 21:05
日本語コロケーション辞典
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