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僕はあるグループでよく日本語学習者がある文法項目に関しての質問を提出するのを見かける。質問の内容は多岐多様で、なかなか細かくて面白い問題も時々見かける。はっきり言って一部の問題は文法書にも載ってないほどだ。日本語を勉強する者として、文法書を一冊でも買って、何かの問題にぶつかった時、初めて参考書を調べるのが最も手っ取り早く、印象に残る方法だと僕は思う。普段一般の文法書にも載っていない問題に出会った場合、そういう問題は後回しにしてもいい感じさえする。さもなければ、グループの先生達は回答に追われて大変な気がする。当然、そのグループは日本語の学習で問題に出会った学習者のために作られたようなので、毎日多くの質問が寄せられるのも当たり前だが、いい文法書を探して読むのも楽しい。日本語を教える立場におかれている日本語教師はいかに文法をわかりやすく説明するかが日常求められている。しかし、日本語コミュニケーション能力と文法知識の関係はどれだけ密接かは再認識する必要があると思う。現に就職市場で、日検一級資格取得者が面接の際、日本語が上手く話せず、落ちてしまったと言う話はよく聞くし、それと対照的に、サービス業界(とくに観光業)で文法的なミスはたまに犯すが、日本語のコミュニケーション力は抜群の人々も多く見てきた。我々教師は学生に文法を教える際、そういう現状を踏まえて授業を行うと、あらたな教授法が生まれるかもしれない。

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    蘇 柏亞 發表在 痞客邦 留言(1) 人氣()