腕が立つ |
技量が優れている。 |
構えを見ただけで、この男は腕が立つことがわかる。 | |
腕が鳴る |
技量を示したくて心がはやる。 |
試合を明日に控えて、腕が鳴る。 | |
腕に覚えがある |
自分の技量に自信がある。 |
剣道なら、多少は腕に覚えがある。 | |
腕に縒(よ)りをかける |
技量を示そうとしてはりきる。 |
腕に縒りをかけて料理をつくる。 | |
腕を拱(こまぬ)く |
自分は何もしないで、人がしていることをそばで見ている。傍観する。 |
事故を目にして、医師がただ腕を拱いているわけにはいかない。 | |
馬が合う |
たがいの性質や気性が合う。 |
僕と一年後輩の彼とは、なぜか馬が合う。 | |
裏を取る |
証言などの根拠を探り出して、正当性を強固にする。 |
きちんと裏を取って、記事を書く。 | |
恨みを晴らす |
人から受けたひどい仕打ちなどに対して、仕返しをする。恨む気持ちに決着をつける。 |
積年の恨みを晴らす。 | |
上辺(うわべ)を飾る |
外見や見かけをことさら立派に見せる。 |
上辺を飾るより、内容が大切だ。 | |
上前(うわまえ)を撥(は)ねる |
他人に支払うべき金銭の一部を、勝手に自分のものにする。 |
他人のもうけの上前を撥ねる。 | |
薀蓄(うんちく)を傾ける |
持っている知識のありったけをその場に出す。 |
古代史に関する薀蓄を傾ける。 | |
え | |
笑顔を湛(たた)える |
笑った表情を浮かべる。 |
多くの友人知己が、笑顔を湛えて出迎えてくれた。 | |
お | |
お預けを食う |
期待していた物事の実現が、ある事情により延期される。 |
台風のため、遠足はお預けを食った。 | |
大口を叩(たた)く |
大げさなことを言う。 |
彼は、社長になるなどと、いつも大口を叩く。 | |
大立(おおた)ち回りを演じる |
大喧嘩をする。 |
彼女を巡って、友人と大立ち回りを演じた。 | |
大目玉を食う |
こっぴどく叱られる。ひどく怒られる |
売り上げがダウンし、上司から大目玉を食った。 | |
奥の手を使う |
取っておきの手段を用いる。 |
問題解決のために奥の手を使う。 | |
おくびにも出さない |
すっかり秘密にして話さず、そぶりにも見せない。 |
自分が善意の主だなどとは、おくびにも出さない。 | |
お百度を踏む |
頼み事を聞き入れてまらうために、同じ人を何度も訪れる。 |
許可を得るため、役所にお百度を踏む。 | |
尾鰭(おひれ)が付く |
事実以外のことが加わって、話がおおげさになる。 |
うわさに尾鰭が付く。 | |
お眼鏡に適(かな)う |
目上の人などに気に入られる。 |
画壇の長老のお眼鏡に適う。 | |
思いが募(つの)る |
恋しいと言う気持ちが高まる。 |
彼女への思いが募る。 | |
思いを凝らす |
あることを一生懸命考える。 |
思いを凝らして歌をつくる。 | |
思いを馳(は)せる |
気持ちを遠くまで至らせる。 |
遠い故郷に思いを馳せる。 | |
面(おもて)を冒(おか)す |
相手の機嫌を損ねる。 |
社長の面を冒してでも、諫言(かんげん)するつもりだ。 | |
折に触れて |
その時々に。機会があるたびにいつも。 |
折に触れて話をする。 | |
折り合いがいい |
人と人の関係が円滑である。 |
妻と母の折り合いがいいので、安心した。 | |
折り紙を付ける |
価値や品質などを保証する。 |
彼の人柄については、私が折り紙を付けます。 | |
折り目正しい |
礼儀や行儀作法がきちんとしている。 |
彼は折り目正しい好青年だ。 | |
恩に着る |
相手から受けた恩を、ありがたいと思う。 |
これで助かった、恩に着るよ。 | |
か | |
快方に向かう |
病気やけがなどが、よくなりつつある。 |
病状は徐徐に快方に向かった。 | |
顔から火が出る |
恥ずかしさで顔が真っ赤になる。 |
人前で注意され、顔から火が出る思いをした。 | |
顔に泥を塗る |
恥をかかせたりして名誉を傷つける。 |
よくも顔に泥を塗ってくれたな。 | |
影を潜(ひそ)める |
おもて立ったところから見えなくなる。 |
市民の協力で凶悪事件が影を潜める。 | |
嵩(かさ)にかかる |
優位な立場にあることを利用して、相手を攻めたり威圧したりする。 |
弱みを見せた相手を、嵩にかかって攻め立てる。 | |
頭に霜を置く |
頭髪が白くなる。白髪(しらが)になる |
父も頭に霜を置く年になった。 | |
型(かた)に取られる |
借金などの担保として、自分のものが一時的に相手の所有となる。 |
高級腕時計を、借金の形に取られた。 | |
肩を入れる |
ひいきにする。応援する。 |
どうしても母校に肩を入れてしまう。 | |
固唾(かたず)を呑む |
どうなることかた、事の成り行きをみまもって息をこらす。 |
事態の推移を、固唾を呑んで見守る。 | |
勝手が違う |
自分の経験とようすが違う。事情が異なる。 |
大都会は、故郷と勝手が違い、戸惑ってばかりいた。 | |
金が唸(うな)る |
使い切れないほどの金銭を持っている。 |
使いきれないほどの金銭を持っている。莫大な財産がある。 | |
金に糸目を付けない |
金銭を制限なしに出す。出費(しゅっぴ)を惜しまない。 |
ほしいものは金に糸目を付けないで手に入れる。 | |
金離(かねばな)れがいい |
金銭を使うときにけちけちしない。 |
金離れがいい客を歓迎される。 | |
株を奪う |
人の得意とする技を自分がする。 |
相手のお株を奪う戦術で勝利した。 | |
兜(かぶと)を脱ぐ |
相手の実力などを認めて、降参する。 |
あなたの前では、いくら僕でも兜を脱ぐほかありません。 |
- Oct 29 Wed 2008 15:05
日本コロケーション辞典
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