close

私が担当する授業ではすべて学生に作文を書かせる項目を設けている。そうすると、五十人の学生がいるとすると、五十通り以上の間違い方をするのを見かける。これらの間違いはいわゆる「文法の誤用」である。平均一篇の宿題に十箇所以上の間違いがあるとすると、一クラスで五百以上の誤用が見つかる計算だ。文法上の間違いを見つけるのはそう難しくないが、問題はいかにこれらを学生が理解できる範囲で、易しく説明するかである。尚、それよりもっと重要なのは、どうやって教えれば、同じ間違いを今後二度と犯さないかだ。誤用を見つけ、その誤用を上手く利用し、学生の更なるスキルアップにつながるかどうかが日本語教師の腕前を見分ける目安でもあると僕は思う。

arrow
arrow
    全站熱搜

    蘇 柏亞 發表在 痞客邦 留言(0) 人氣()