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  スピーチを理解するための第一の鍵は、主要なアイディアを識別することであり、第二の鍵は、それらのアイディア間のリンク、すなわち連結語の分析である。スピーチは並列文の連続ではない。文はある特定の方法で互いに関係づけられていて、この関係によってスピーチの全体的な意味が決まるのである。 BY ローデリック・ジョーンズ

  スピーチはスピーカーが持つ概念、主張を言葉にした産物と言ってもいいので、当然論理性があるはずだ。論理性がある内容は、アイディアとアイディアの間に密接な関連性があり、スピーチの通訳も当然その論理性に沿って進んで行く。
  通訳は単なるスピーカーが発した単語やセンテンスを相手側が理解できる言葉に機械的に訳する作業でなく、スピーチの内容からアイディアを見つけ、各アイディアを上手く連結させることで、相手は全体の内容を理解する。
  悪い通訳とは、通訳者がスピーカーの話した内容を一生懸命相手の言語に言い換えてはいるが、聞き手はその内容を理解できない事を言う。そういう時は、殆どは通訳者がスピーチのアイディアを完全には掴めていなく、ただただスピーカーの言葉を聞き...手の言語に変えただけの通訳だ。
  このような通訳は本当の通訳とは言えず、品質面と効果面から考えると、アイディアを掴んでいるが内容の一部分を落とした通訳よりレベルが低い。通訳学習者の始めの第一歩はスピーチの全内容を通訳しようとは考えず、先ず各センテンスのアイディアを素早く識別し、上手く連結させる事が急務だ。

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    蘇 柏亞 發表在 痞客邦 留言(0) 人氣()