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多くの日本語学科では「ビジネス日本語」という授業を設けている。一部の担当先生は企業で働いている非常勤講師だが、多くは一度も企業で勤務したことのない先生がこの授業を受け持つ。更に、彼らの中にはビジネス日本語の教科書を出した者さえいる。僕が思うには、ただ企業で短時間働いただけでこのような授業を上手く教えることができるかは疑問だ。企業に長くいるだけでなく、できれば秘書等関連部署にいたものでなければ、実務経験はあまり頼りにならない。
特に、文書のやりとりは、日本語だけの問題ではない。ビジネスセンスにも多く関わるのだ。決まり文句は覚えれば何とかなるが、相手の内容に対して、如何に返事するかは、日本語だけの問題ではない。両国間の業務に熟していないと、たとえ書いた内容に文法上間違いがなくても、相手側にしては、英語で書いた内容より失礼、又は意味不明さえ感じる時がある。
当然、今一部の日本語学科の先生達はこれ以前の問題に直面している。それは、学生がビジネス日本語の授業に出る際、かれらの日本語レベルは中級以下であるという事実だ。

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    蘇 柏亞 發表在 痞客邦 留言(0) 人氣()