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今晩NHKのある番組で、最近多くの日本人学生ががインド人学校で勉強しているとの報道があった。日本の親が自分の子供をインド人学校に送る理由は主に2つある。一つはインドの優れた数学教育、もう一つは英語教育だ。

  インド人が数学に優れている話は前から聴いているが、その点に日本の親が目をつけ、わざわざ公立学校から転校するとは知らなかった。日本を含む東アジアの数学教育は、世界でもトップレベルに入るが、日本人は更なる進歩を求めるために、この学校に入学した。

  次に、英語教育だが、インドは元々イギリスの植民地であったこともあり、英語教育は徹底している。発音はわれわれにとって不慣れであるが、決して英語圏の人々が聞いてもわからないわけではない。それどころか、聴いた話では台湾や日本人が話す英語より、インド人の英語の方がアメリカ人にとって聞きやすいらしい。

  番組に出演するある子供は数学に強い興味があり、この学校に入ったらしい。将来の夢は高校と大学はアメリカで勉強したいとその子は言っていた。その映像を見て僕は感動した。小学生六年生で既に将来の青写真を描いている。しっかりした小学生だった。

  何年前から既に台北でも小学校から英語教育が始まっている。しかし、世界各国のTOIEC平均点を見ても、ここ数年台湾人の英語がずば抜けて優れている証拠は全然見当たらない。会話部分は確かに以前よりは話す機会が増えたが、基本的な英語力がどれほど上がったかはだれも知らない。

  ここ十数年、台湾の大学数が激増する中、多くの学生のレベルは落ちるばかりだと他の先生方から聞いているし、私自身も痛感する。一番明瞭な目安として、出席率がはっきり年々落ちている。当然彼らの学習効果も以前より悪くなってきている。

  台湾の教育部も早くから問題点を見出し、至急このような状況から脱皮できるよう解決策を見つけて欲しい。益々悪化していく教育環境を改善し、教育面での国際化を推進して欲しい。これらに力を注ぎ、根本的な問題を解決していかないと、台湾は徐々に世界各国から見放されるであろう。

  

 

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    蘇 柏亞 發表在 痞客邦 留言(0) 人氣()